YTJ Proメンバー 中谷妃那
おはようございます!
関西Pro5の中谷妃那です!
先日は、関西Pro「Destino〜天使のわすれもの〜」にご来場いただきありがとうございました!!
今回、シスルという主役をさせていただきました!!
初めて主役という重要な役にキャスティングしていただいて、なんで自分が主役なんやろう?と思うことが最初あったのですが、自分と似ている部分があったので演じやすい部分もあり、とても楽しかったです!!シスルという役ができてよかったと心から思いました!
私は、小学校6年生の春から神戸スタジオに入り、3ヶ月で選抜に上がり中学2年生で特別選抜として西宮に移動し、活動してきました。その間、Joseph、Aliceなどのミュージカルに出演させていただきましたが、舞台上でセリフを言ったり一人で歌ったりすることが一度もありませんでした。Proの舞台でも自分のセリフがなかったです。
だから、今回の公演で主役とか関係なくセリフを言えることがすごく嬉しかったです。自分の中で、主役とは思わずただセリフが多いだけだと思ってやっていました!!
この舞台での成長としては、セリフをハキハキと言えるようにしたこと・舞台の使い方・役の気持ちを考えることだと思います。
セリフをハキハキ言えるように努力したのは、学校での学びのおかげでもあります。
どれほどいい演技をしていても、セリフが分からなければ意味がありません。本番前のリハーサルでもそうでしたが、私はテンションが上がると喉だけを使ってしまって高い声になってしまいます。また、上演中もそうでしたが、言葉を言おう言おうと焦ると噛んでしまいます。だから、心のどこかでセリフをちゃんと伝えようと思いながらやりました。
舞台の使い方は、自分がお客様に見えるところに立ったり、変な舞台の空間を作らないようにしたことです。また、遠くから見てくださっている人もいるので、驚いた顔などの表情の部分はいつもより大げさに、手足の動きも大げさにやるようにしました。
役の気持ちを考えることは、いっちばん苦労しました。
特に後半部分。前半部分はこの天使たちはどんなことができるんだろう!とワクワクしたり、天使たちの呪文で、食パンがでた!と驚いたり、自分の中では上手くできたと感じます。ですが、後半部分でなぜまいは志歩のことを自殺したと思っているんだろうか。と不思議に思ったり、自殺なんてしないで!と止めたり、時間を戻す能力を使うと消滅してしまうとわかっていても志歩のため、サユーチェのために他の天使たちは自分を犠牲にしてしまったり。自殺を止めたことなんてなかったのでどれだけ一生懸命止めるのか考えるのがとても難しかったです。
また、志歩(自分)のために天使たちは自分を犠牲にしてしまう。それを見た志歩は、この幸せな天使たちの日常をも壊してしまうと思い、ごめんなさいと言う。このごめんなさいがとっても難しくて、上演でも自分が納得する演技とはいきませんでしたが、今の最大の力でできました。でも、役の気持ちを考えることがちゃんとできたことは成長したことだと思います。
これからの活動で、活かしていきたいことは、マイクの扱い方です。ゲネの時に手足をバタバタさせたり、服や羽を動かしてしまって、それがマイクに入ってお客様の集中を切らしてしまうことを学びました。マイクをしていることで自分の動き一つでお客様の集中をきらせてしまわないようにしていきたいと思いました。
上演後のレッスンで、ある先生からDestinoを観た感想をいただきました。そこで、課題にしないといけないことがたくさん見つかりました。
一つ目はセリフの発声。セリフをハキハキと言って伝えようと努力しましたが、やはり聞いているお客様としてはやはり声がキーンとしてしまったようです。音がキーンとしてしまうのは、声がマイクを通すと割れてしまうから、声が高くなるからだと思います。これからは、マイクを通してもキーンとせず、セリフがちゃんと聞けるようにしていきます。
二つ目はカーテンコール後の挨拶。今回は中谷清吾くんが挨拶をしてくれていましたが、いつか挨拶をするとなったら、私は中谷くんのように感謝の気持ちを上手く伝えられないと思います。舞台に立って何かできているのは、演出家・照明さん・音響さん・マイクさんなど、たくさんの方々が動いてくれているからです。だから、舞台に関わってくださった方や観に来てくださった方全員に感謝を伝えられるようになりたいと思いました。
他にも、まだまだ自分が出来ていないことはあると思います。これからも、少しずつ成長できるように努力していきます。
関西Pro「Destino〜天使のわすれもの〜」にご来場頂き誠にありがとうございました。
コロナ禍で大変な状況でも、こうしてPro全員が舞台に立って無事公演が出来たこと、感謝します。
私たちの舞台に関わってくださったスタッフの皆さん、お忙しい中足を運んで観に来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。
これからもProは腕を磨き、たくさんのことに挑戦していきますので応援よろしくお願いいたします。