YTJ Proグループ
鳩川七海
みなさま今年もよろしくお願いいたします!
お正月はどのように過ごされましたか?
私は映画、漫画、小説にふれる時間が好きになりました!
ぜひ、ここで紹介させてください!
<映画>
「the tragedy of Macbeth」
シェイクスピアの四大悲劇マクベスです。
エンタメで「足し算引き算」という方もいますが、
その言葉を借りると、限りなく引き算をして、必要なもののみ残した作品。
モノクロ映画で、美術もシンプルかつ斬新。
全てにおいて雑音がありません。
エネルギーをもったマクベスは、これが良いのかもしれないと思いました。
鮮やかに描かれてしまったら、人間の愚かさ汚さが鮮やかに記憶に残ってしまうなと。
鮮明に頭の中には残せない、それほど強いエネルギーをもった作品でした。
高校生の時からシェイクスピアが大好きなのですが、
その理由が、シェイクスピアの言葉の綺麗さが、物語の汚さ人間の汚さを際立たせるからだなと気付きました。
シネリーブル梅田、シネリーブル池袋、ヒューマントラストシネマ有楽町でやっているので、是非いってみてください!
「tick, tick...BOOM!」
RENTの生みの親、ジョナサン・ラーソンの話です。
これ、なんと監督がリン=マニュエル・ミランダなんです!!
ハミルトンやインザハイツも作曲家として素晴らしい方ですが、ミュージカル作家の事を映画にしてしまうなんて、ミュージカル愛にあふれていますよね!
映画自体も、彼のミュージカル創作に対する愛があふれていました。
それと同時に恐怖や苦悩も描き、楽曲も素晴らしい。
浅草キッドもそうですが、実在の人物を生きなおす俳優の覚悟を感じました。
Netflixでみれます!
あげだしたらキリがないですが、
「浅草キッド」「Dear Evan Hansen」「ブエノスアイレス」
「劇場版 呪術廻戦 0」「ひとよ」も素晴らしかったです!
<漫画>
「ミステリと言う勿れ」
めちゃくちゃ良い読みものだ!って感じで、
文章と絵のバランスのとり方がとても上手です。
文章だけに頼らず絵だけに頼らず、情報量が多いのですが、すっと入ってくる。
ドラマ化もされています。ドラマは照明や、音楽、SE、台詞含めしっかりドラマ仕立てにつくられていて、面白いなとおもいました!
<小説>
伊坂幸太郎著「フーガはユーガ」
私中学生のころから伊坂幸太郎さんが大好きで、中でも重力ピエロが一番好きなのですが、
これは…!超えるかもしれない…!と思った小説です。
「誕生日にだけ身体が入れ替わる」という不思議な双子のお話。
声に出して笑って、涙が止まらなくなるほど泣けるほど、距離感の近い作品でした。
双子でもなく、誰かと身体が入れ替わったこともないですが、作品の中の人たちの気持ちが痛いほどわかりました。
電車で読むことが多かったのですが、彼らが隣に座ってるんじゃないかと思うぐらい、他人事じゃないと思える作品でした!
「読書間奏曲」も素敵でした!今は小さな演劇の大きさについてを読んでいます。
日本の演劇について、海外の演劇祭について、日本の演劇がこの先どうなっていくのか。
是非みなさんのおすすめも教えてください!
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